ファーストペンギン

 

誰がどう考えても成功するような事は、みんなが飛び付く。

それでうまくいってもすぐに過当競争に陥る。

情報化社会の中で、その「成功していられる期間」はドンドン短くなってきている。

 

長く成功者として君臨しているような人がやっているのは、

誰がどう考えたって失敗すると思われるような事を、

よくわからない方法で成功させる事。

 

理屈で考えると全く意味がわからない。

 

一流のスポーツ選手でもアーティストでも経営者でも、

ほんの一歩間違えていたら、借金を抱えて周囲に迷惑をかけるプータロー。

それでも諦めず、すべてを投げ打って何かにチャレンジしてうまくいかせた人。

 

 

そんな成功者に

「なぜうまくいったと思いますか?」

と聞くと、

「運が良かっただけ」と言う。

 

「なぜそんな事にチャレンジできたんですか?」

と聞くと

「好きだったから」と言う。

 

しまいには、「ありがとうの力です」とか、訳のわからない事を言う。

 

根拠のない自信。

左脳で考えると全く意味がわからない右脳の世界。

 

そしてそれを間に受けて、成功できると信じてチャレンジした人を見ると、

もちろん失敗している人の方が断然多い。

 

「失敗しても諦めずに続ければいいんです!」

と成功者は言うけれど、

それに伴う痛みに耐え切れずに途中でやめてしまう人がほとんど。

 

ある意味、残酷で厳しい世界。

 

本当に好きだからこそ続けられて、

本当に運が良くなければ成功できないという、

まともな精神では飛び込めない世界。

 

それでも、結局のところ、

そんなよくわからない世界に飛び込んでチャレンジする先にしか、

本当の充実の喜びや、本物のワクワク感はないんじゃないかと思う。

 

あとはそれを楽しんでやるか、苦しんでやるかの違い。

 

その覚悟や本気さに比例して、協力してくれる人は増える。

同じ志を持つ同志や、刺激をくれる仲間、一歩先を行きアドバイスをくれる先輩が見つかる。

その縁を広げていけば、成功はドンドン近づいて来る。

 

それは、答えのわからないチャレンジに対して、

その答えをなんとか引き寄せて成功させるという荒技。

 

きっとうまくいくなんて無責任な事は言えないけれど、

やってみるだけの価値は絶対にあると思って、私もチャレンジしている最中です。

 

一緒に夢を語れる仲間が欲しいです。