努力

 

社長が本気になったら、

会社は絶対に変えられる。

 

あるべきに理想に向かって突っ走るだけ。

しかし、なかなかできない。

 

・家族や社員の反対を押し切るのがつらい。

・同業者や知り合いに嫌われたくない。

・なりふり構わずやるのはカッコ悪い、恥ずかしい。 etc

 

冷静に考えれば

「だから何?」

と思える理由で足が重くなってしまう。

 

本気になるという事は、

優先順位を第1位に持ってくるという事。

 

それが、頭で考えるほどに難しい。

 

他の何かを捨てる事ができなくて、

あれも、これも、それも、どれも

大切にしようとして動けなくなる。

 

 

本気の人は本当にすごい。

 

・健康第一という言葉が通じない。

・プライドだって簡単に捨てる。

・借金もリスクも恐れない。

・辞める社員にだって動じない。

・家族さえも犠牲にする。

 

外からは、気が狂っているくらいに見える。

 

それが本気という事。

 

行動しない人は、いろんな理由を言うけれど、

本気の人からすると、それはくだらない言い訳。

 

時間やお金は作ればいい。

困難は乗り越えればいい。

 

本当は本人もわかっているように、

ただ、逃げているだけ。

 

結局、動けない理由は感情にある。

 

何かを手に入れるよりも、

何かを失う方がつらいという人間の性質が

本気になる事を妨害する。

 

そのモヤモヤ感をなんとかしたくて、

人は誰かにアドバイスを求める。

 

その相手はたいてい、自分と同じ立ち位置の人。

共感する「できない理由」を言ってもらって、

「できない自分」を認めてもらって安心する。

 

それが嫌で、一歩踏み出したくて、

勇気を出して成功者に相談しても、

アドバイスはいたってシンプル。

 

「やったらいい」

結論はただそれだけ。

 

成功者は暇じゃないという理由もあるけれど、

茨の道を行くチャレンジに無責任な事は言えない。

 

言える事は「俺はやって良かったと思ってる」まで。

 

行動しない限り困らない訳なので、

行動するかどうかで迷っている段階の人に、

具体的なアドバイスのしようがない。

 

わかっていても行動できなくて悩む気持ちは、

なかなか受け入れてもらえない。

 

しかし、これはとても理にかなっている。

 

考えてしまったら動けない。

 

本気になる事も、

「なろうとしてなれるもの」ではなく、

「やるからこそなれるもの」かもしれない。

 

誰だって何かを犠牲になんてしたくない。

 

それでも本気にならざるを得ない状況に追い込まれて、

人ははじめて本気になるのではないだろうか。

 

本気は環境によって生まれる。

 

「本気になれ!」と求める人もいるけれど、

重苦しくなるだけであまり意味がない。

 

そもそも今の時代、

本気の「努力と根性」で大きなリスク・犠牲を払って、

大きな成功をさせる事はあまり求められていない。

 

求められているのは「ワクワク楽しく」。

手軽なリスク・犠牲で、手軽な充実感。

スタートはそこから。

 

自分らしく、やりたい事をやるプロセスを、

楽しむくらいがきっとちょうどいい。

 

私も悩み過ぎるのをやめて、

人を応援する事で自分自身を励ましながら、

もっと寄り添って共に成長していきます。