流通情報量が10年前に比べて

数百倍に増えたとも言われる

インターネット・SNSの急激な進歩。

 

誰にでもできる事は、

世界的な競争に晒されて、

供給過多になってきた。

 

まわりの人に合わせて同じ事を学び、

みんなが平均的なスキルを持って、

うまくやっていく事が良しとされたのは昔の時代の常識。

 

今は、ニッチでレアで飛び抜けた長所が、

昔以上に発信しやすく、

そして注目されやすくなってきている。

 

それはつまり、

自分の好きな事をトコトン追求する事が

さらに許されるようになった時代とも言える。

 

情報革命という時代の変革期。

とても面白い環境にいる。

 

 

実際、不特定多数に支持される事が求められる選挙でさえ

少しずつ変わってきたように思える。

 

誰にも嫌われないように

曖昧に綺麗事を並び立てる候補者よりも、

誰かに嫌われてでも

信念を持って現実的な強い言葉を発信する候補者の方が強い。

 

村社会で嫌いな人とも

うまく付き合わなければいけなかったのも昔の話。

 

今は仕事でも普段の生活でも、

不特定多数の人から支持・支援される必要はない。

 

だから、人の目を気にして、本音や個性を隠して、

「どこにでもいる平均的な人」にならなくてもいい。

 

もっと本音を出しても大丈夫。

もっと個性を出しても大丈夫。

 

それが苦手で去って行く人もいるけれど、

それ以上に共感してくれる人がきっと見つかる。

応援してくれる人がきっと見つかる。

 

 

そしてその本音・個性は、

本人ならではの経験からくる

動機によって生み出される。

 

動機は力の源。

強い動機は命を投げ出すほどの力を発揮させる。

うまく活用すればいい。

 

人は自分だけのためにはそこまで頑張れないけど、

誰かのためになら頑張れる。

 

自分が苦しんだ・楽しかった経験を動機にして、

人の役に立つ事にチャレンジすれば、

もっと人の協力を得られやすくなり、

もっと自分の人生を楽しむ事ができるようになる。

 

 

情報化社会の中で、

人の力は昔以上に使いやすくなってきている。

 

ノウハウよりもノウフー(know who)という考え方は、

今の時代にとてもあっていると思う。

 

自分にはない何かが必要なら、

「それを持っている人」を頼ればいい。

 

もしその人を知らなくても大丈夫。

「それを持っている人にアプローチできる人」を頼ればいいだけ。

 

それに値するだけの動機(情熱)があれば、

何人かを辿っていく事で必要なものはすべて手に入る。

 

 

 

読んだ本を惜しげもなくくれる先輩から、

「もう一度読みたい本があればまた買えばいい。本屋さんは倉庫みたいなもの。」

と教えてもらった事がある。

 

今はまさにシェアの時代。

喫茶店は書斎。服屋さんはクローゼット。旅館は別荘。

 

別に所有しなくてもいい。

 

シェアしてくれる人に対する配慮・リスペクトを忘れさえしなければ、

たいていのものは、自分だけのものにしない方が、

お互いにとって経済的で喜びも増える。

 

すべてが

「不特定多数の誰かのため」

ではなく、

「自分も含めたみんなのため」

に存在してくれていると考えれば、

さらに幸せな気持ちになれる。

 

 

人もそれと同じ。

 

羨ましいとさえ思える能力を持ったプロの人は、

自分で勉強or社員を育成する労力を、

代わりにアウトソーシングさせてくれている。

 

 

自分がやりたい事を先にやっている人がいたら、

その人を応援する事で、

リスクを取らずにやりたい事に参加できて、

願いも叶えられる。

 

競合の会社・社員は、

自分がやらなくてもいい仕事を

代わりお客様にやってくれている。

 

自分が苦手な人も、どこかで社会の役に立っていて、

巡り巡ってその能力による恩恵を享受させてもらっている。

 

 

友達の友達は、自分の友達にもなり得る。

肯定的に捉えて、なんでも活用すればいい。

 

そう考えれば、

世の中にあるものが宝の山に見える。

会う人すべてを優しく思える。

 

 

費用対効果という考え方はわかりやすくて便利だけど、

目に見えるわかりやすいものにしか通用しない。

 

本当に欲しいものほどプライスレス。お金で測れない。

 

費用対効果という枠から外れる事で、

人生をより楽しんでいけるようになるのかもしれない。

 

 

自分とは違う人生の楽しみ方をしている人の

本音・個性に触れ合う事で、

より柔軟な考え方を身に付けていきたいです。