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経営理念:優しい会社が報われるしくみをつくる

人に優しい会社だけが持っている、”あるはずの価値”を形にして広げたい!

 

以前はコンサルティング会社で、売上UPのためなら何でもやってきたような私ですが、その価値観を変えるキッカケになったのが2010年の自転車事故。私がお客様の元に向かう途中、自転車同士で衝突し、相手はすぐに救急車で運ばれました。相手は幸い元気になったものの、突然私の家に内容証明郵便が届き、1億円もの損害賠償を突き付けられたのです。

 

「そんなバカな話あるわけない!」と余裕でいられたのも最初だけ。「専門家に相談すれば大丈夫!」と思っていた私が受けた扱いは「門前払い」。弁護士、保険会社などに相談するものの、「お金にならない」「巻き込まれたくない」「面倒くさい」などの理由で、加害者に当たる私を誰も相手にしてくれませんでした。

 

保険会社には、「大きな事故があって忙しいから」という理由で2週間、電話もメールも無視されました。弁護士には、加害者はお金にならないという理由で、法テラスで紹介を受けた弁護士を含め、5回連続で断られました。

 

そんなどうしようもない状況で助けてくれたのが友人でした。彼は保険会社の審査担当者に確認し、「会社の保険を使えば保険ですべて解決できる」という事を調べてくれました。しかし、会社を通じて保険代理店・保険会社に確認してもらったところ、営業担当者から「保険はおりない」と言い張られ、その結果、会社にも業務中の事故と認めてもらえず、結局2015年に調停で解決するまでの5年間、ずっとこの事故の事で振り回され続ける事になりました。

 

最終的には、様々な人に助けられ、無事解決できたのですが、この事件で身にしみてわかった事がありました。それは、本当に困った時、助けになってくれる会社は意外に少ないという事実。

 

よく、「親切・丁寧に対応します!」「お客様第一!」「困っている人を助けたい!」などと、会社案内・ホームページに書いてある会社はありますが、本当にそのような対応を取っている会社はどのくらいあるのでしょうか?

 

どんな会社でも、多かれ少なかれ、困っている人を助けたいという想いはあるものの、それを本気でやってしまうと人件費がかさみ、他社に価格競争で負けてしまう現実があります。本当にお客様のためになる事は、その価値が伝わりにくく、逆に会社の利益を減らす結果になる事の方が多いかもしれません。

 

 

いい会社ほど「いい会社である事」が伝わらず、「いい会社のふりをしている会社」に負け、報われない現状があると思うのです。

 

口がうまい会社が報われて、マジメな会社が報われないのは絶対におかしい!

 

そこで私は、目立たないけど、それでもお客様のため、社員のために頑張っている優しい会社にスポットライトを当て、そんな会社がもっと報われるようなしくみを作りたいと会社を設立しました。

 

第一歩として作ったこのホームページは、「いい会社」だけにあるはずの、社長の生き様・想いが詰まったストーリーを取材・発信し、その会社のチャレンジを応援し合える場所。

 

まだまだ試行錯誤の連続ですが、それでも様々な人のサポートをいただきながら、ようやく第一歩を踏み出す事ができました。

 

掲載された物語を読んで、その頑張っている社長の想いに心打たれたり、チャレンジをする姿に勇気付けられたり、またそんな会社を応援する事で逆に元気をもらったりしてもらえれば嬉しいです。

 

今後とも応援のほどよろしくお願いします。

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 代表取締役 都築 卓

 

 

※2017年4月28日、インターネットラジオ「ゆめのたね」に出演しました。

事業を始めたキッカケや、無料で取材を行う理由など、詳しくはコチラをお聞きください。

 

※貴重な経験をさせていただいた私の1つの役割として、自転車事故加害者になった当時の事をまとめました(写真は自転車事故現場)。

自転車事故は大変だとか、保険に加入した方がいいとか伝えたい訳ではありません。誰かを批判したい訳でも、大変だったねと慰めて欲しい訳でもありません。ただ心を揺さぶるような何かを感じてもらえたら嬉しいです。

 

自転車事故加害者のリアル(その1)